東京地方裁判所を訪問し、覚せい剤に関する裁判を傍聴しました。終了後はその裁判を担当した井下田英樹判事にレクチャーをしていただくとともに、質疑にも応じていただきました。法がどのように執行されるのか、その現場を当日参加した会員と学生で共有する、大変貴重な機会となりました。林弘正理事がセッティングをしてくださりました。
集合写真は弁護士会館の前にて。
今大会で学会賞を受賞される先生、海外から来日した先生、顧問の先生をお迎えし、執行部と事務局で食事会を開催しました。学問的な議論から今後の学会の活動の話まで、様々な会話で盛り上がり、大変充実した時間となりました。
統一地方選パネルでは、つい先日実施された選挙についての最新の研究が報告されました。当学会の名物となった模擬法廷は、法律を学ぶ多くの大学生も出席し、実際に法廷教室を用いながらの参加型のセッションが行われました。NHKパネルでは、全国の地方議員を対象にNHKが実施したアンケ―トの結果についての報告がNHKの方から行われ、地方政治の今日的な課題をジャーナリストともに議論する刺激的なパネルとなりました。
中国から来日した季衛東先生と蔡亮先生によって、今後の日中関係に対する中国人研究者としての見識が披露されました。討論には、衆議院議員であり、前防衛副大臣兼内閣府副大臣である山本朋広先生も参加し、実際に日本政府の政策決定にかかわる立場からのコメントも行われることで、まさに「日中新時代」を検討する議論となりました。
当学会では研究大会において、政治学、法律学、公共政策学の学問の発展に貢献された研究者、そして報道に貢献されたジャーナリストにご登壇賜り、「学会賞」を授与するとともに、記念講演をしていただいております。今回の受賞者の先生方は以下の通りです。なお、各先生には当学会の顧問へ就任していただくこととなりました。
【報道学会賞】老川祥一先生(読売新聞グループ本社最高顧問)
ご講演タイトル「政治の報道について」
プレゼンター:白鳥浩(日本政治法律学会理事長・法政大学)
【現代法律学会賞】西原春夫先生(早稲田大学名誉教授)
ご講演タイトル「令和日本の国家像ー法治有徳の平和国家」
プレゼンター:齋藤康輝(日本現代法律学会会長・日本大学)
【現代公共政策学会賞】中邨章先生(明治大学名誉教授)
ご講演タイトル「公共政策としての危機管理」
プレゼンター:芦立秀朗(日本現代政治学会会長・京都産業大学)
【現代政治学会賞】下斗米伸夫先生(神奈川大学特別招聘教授)
ご講演タイトル「ソビエト学からロシア学へ」
プレゼンター:芦立秀朗(日本現代政治学会会長・京都産業大学)
今大会の開催の国士舘大学が所在する、東京都世田谷区の保坂展人区長にご登壇賜り、都市部の自治体が抱える今日の問題や、保坂区長がすすめるまちづくりについてご講演をしていただきました。終了後には保坂先生の著書にサインを求める学生や、記念写真を求める学生もいました。
研究大会初日終了後、キャンパス内で懇親会を開催しました。会員や学生、さらには学会賞受賞の先生方や世田谷区長の保坂先生にもご出席賜り、とても賑やかな会となりました。
(写真は西原春夫先生による乾杯の場面)
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